基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
「どれくらいの割合を占める」という意味でよく使われます。論文や仕事の文書を書くときに重宝すると思います。
自動詞の account に前置詞の for を組み合わせています。句動詞の一種です。
Mountains account for nearly 70% of all the land of Japan.
山脈が日本の国土の約7割を占めている。
山脈が日本の国土の約7割を占めている。
account (n) は「勘定、会計、取引、口座、顧客、評価、考慮、重要、利益、報告、根拠、原因、責任・・・」と実に多くの意味があり、ビジネスで多用される語の一つです。訳を見ると語義(語幹)は大体分かりますね。
そこで、for を従えて、~という割合を占めるという意味になるのも何となく理解できると思います。このように語幹を中心に据えて、多面的に場面を想像することで、連想記憶に拍車がかかると思います。
We cannot really account for such phenomena because of our poor observation.
まともな観測ができなかったので、我々はそれらの現象を十分に説明することができない。
まともな観測ができなかったので、我々はそれらの現象を十分に説明することができない。
同じような構文ですが、上記に挙げた語義の多様性をうまく活用して、~を説明するという意味で使っています。仕事でも十分に通じます。二次対策でも口に出るまで頑張ってみてください。
His carelessness may account for the accident.
彼の不注意がその事故の原因かもしれない。
彼の不注意がその事故の原因かもしれない。
これは、~が原因だと言いたい場合に使いますが、~が原因だと説明がつく=100%の理由を占めると考えると分かりやすいと思います。連想記憶を用いなければ時間を浪費してしまうかもしれません。
よく使う account に関連した語句を挙げておきます。
on account of ~の理由で
on account 内金として
on one’s own account 自力で
to call a person on account 説明を求めるために人を呼ぶこと
in account with ~と取引をして
by all accounts 誰に聞いても