使役動詞 { make / let / have } は、使役動詞+目的語+動詞の原形の形をとります。
- make は、仕方なく、あるいは強制的に「~させる」という意味合いが含まれています。
- let は、許可を与える意味合いがあり、「~させてもらう、~することを承認する」と訳します。
- have は、合意や契約などに基づいて規定のサービスを受ける場合(つまり、当然の責務)に使います。
また、使役動詞 get + O + to は、相手に何かを頼む場合、相手の好意でやってもらう場合に使うと覚えておけばよいでしょう。
上記の4つは、日常的によく使います。実務ではきちんと使い分けていますので、学生時代に相互に置き換え可能と習った方は、もう一度、理解を深めてください。自分自身の身近な事柄について、例文を作ってみるのがオススメです。(^^♪
Caren made me wait outside for more than an hour in (spite of) a heavy rain.(★)
カレンは、ひどい雨の中、一時間以上も私を屋外で待たせた。
(☆ちょっとムッとしている感じが出ています。)
First, let us introduce ourselves before the meeting starts because there’re some newcomers.
はじめての方も何人かいらっしゃるようですので、打合せに入る前にまず、我々の自己紹介をさせていただきます。
(☆ Let’s ~ の形式(勧誘や奨励)と区別しよう! )
The board of directors of our firm had the management consultant diagnose what is the matter to be solved immediately in the annual plan.
我が社の取締役会は、社外の経営コンサルタントに依頼して、年次計画の(早急に解決すべき)課題について経営診断をしてもらった。
We need to get our teacher certainly to teach what we haven’t understood for the second time until the next trial exam.
私達は先生にお願いして、次回の模試までに、理解できていない点についてもう一度、確実に教えてもらう必要がある。
他の使役動詞は滅多に受動態の形式をとりませんが、 make は受動態を作ることが可能です。上記の例文(★)の受動態は以下の通りです。意味は「~させられた」となり、動詞の原形を使わず to 不定詞になりますので、ご注意ください。
I was made to wait outside (by Caren) for more than an hour in a heavy rain.
私は、ひどい雨の中、一時間以上も(カレンに)屋外で待たされた。
(☆あまり「カレンに」と強く言いたくないとき。日本語では多い表現かも?! )
例文をパッと口で言えるまで、各シチュエーションを想像しながら何度も書いて、口に出して練習してみましょう。(*’▽’)/