基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
こんにちは。うさやま????です。
動名詞は、主語、補語、目的語にすることができる、動詞のような役割をもった名詞です。動詞の原形の後ろに -ing を付けて表します。
動名詞の元の動詞が他動詞の場合、動名詞は目的語を持ちます。また、自動詞の場合、前置詞句を伴うことができます。
「~すること」と訳し、文の中では「基本的に名詞の働きをする」と覚えましょう。
また、動名詞は(1)繰り返し行う習慣的な行為や(2)一般的な行為を表すことができます。これが大事です。
現在進行形と同じ形をしていますが、使い方や意味が異なりますので気を付けてください。
では、動名詞の働きを順番に見ていきましょう。(^^)/
主語になる動名詞
「~することが」「~することは」と訳します。
動名詞は単数扱いをしますので、主動詞は単数形となります。
主語になる場合は、不定詞の文と書き換えることができます。
Listening to music is so much fun for me.
音楽を聴くことは、とても楽しい。
このような言い方をするときは、単に楽しいというのではなく、それが趣味だとか、本当に心から好きだというときです。Music is fun. よりは、もっと踏み込んだ意味を持ちます。
繰り返し行う習慣的な行為に対して使うことが多いです。
Speaking Japanese was not easy for Steve at that time.
当時、スティーブにとって、日本語を話すことは簡単ではなかった。
Japanese isn’t easy. との違いは、日本語そのものに対する難易度ではなく、日本語で話すことが簡単ではなかったという意味です。
このように、一般的な行為に対しても、動名詞ならばシンプルに限定できます。
補語になる動名詞
「~すること」と訳します。
補語を取る動詞の後ろに動名詞を置くと、そのまま補語の働きをします。
Her dream is becoming an actress.
彼女の夢は、女優になることだ。
最も多い形式です。be動詞の補語として becoming ~ のような動名詞を取り、文を補完します。進行形ではありません。(動詞や文脈などで分かります)
My father’s job is teaching math to the children.
私の父の仕事は、子どもたちに数学を教えることだ。
試験だけでなく実務でも頻出です。
目的語になる動名詞
「~することが」「~することを」と訳します。
動詞(他動詞)の後ろに置いて、目的語の働きをします。
この場合は動詞の種類によって、不定詞と書き換えが出来るものと出来ないものがあります。
He likes watching movies on the weekend.
彼は週末に映画を観るのが好きだ。(=映画を観ることが)
Would you mind opening the window over there?
あそこの窓を開けていただけませんか。(=窓を開けることを気にしますか。)
他動詞には目的語として、「動名詞のみ」を取るもの、「不定詞のみ」を取るもの、「動名詞と不定詞の両方」を取るものの3種類があります。
簡単なものは覚えてしまいましょう。
動名詞のみを目的語にとる動詞
特に入試などによく出るものを挙げてみました。それぞれの頭文字を取って「megafeps(メガフェップス)」などと覚えます。(とよく言われます)
中学校でやったなぁ (*’▽’)
mind ~するのを気にする
miss ~をしそこなう
enjoy ~をして楽しむ
give up ~するのをやめる
admit ~するのを認める
avoid ~するのを避ける
finish ~し終える
escape ~するのを逃れる
practice ~する練習をする
postpone ~するのを延期する
stop ~するのをやめる
こうして見ると、今やっていることが多いですね。それを「~する、変える」という感じ。
不定詞のみを目的語に取る動詞(参考)
こちらも参考にいくつか挙げておきます。将来のことが多いですね。
desire ~を強く望む
expect ~を期待する
hope ~を望む、期待する
promise ~を約束する
wish ~を望む、願う前置詞の目的語になる
前置詞の目的語としての動名詞
動名詞を前置詞の後ろに置いたときも名詞の働きをします。
作文や会話では、とても便利な機能(文法)です。(^^♪
この場合に目的語になれるのは動名詞だけなので、勿論、不定詞と書き換えることはできません。
Susan is interested in studying abroad these days.
スーザンは最近、海外で学ぶことに興味がある。
He is good at doing tongue twisters.
彼は早口言葉が得意だ。
※2016年12月の記事をブラッシュアップしました。