倒置構文 -英語教室 #10-

2017年12月26日文法TOEIC, 倒置構文

★★ 基礎Ⅱレベル(TOEIC 600点~730点)

通常、英語の語順は <主語 +(助)動詞> ですが、述語動詞や目的語、補語、副詞語句などが主語の前に置かれることがあります。これを『倒置』といいます。

強調のための倒置

文の一部を強調したい時にその部分を文頭に置くことがあります。その場合は語順が <動詞 + 主語> や <助動詞 + 主語 + 動詞> となることが多いです。

副詞(句)を文頭に出す場合

方向や場所などを表す副詞(句)を文頭に置いて <副詞 + 動詞 + 主語> の語順にします。主語が代名詞の場合には倒置はせずに <副詞 + 主語 + 動詞> となります。

Away went the man at full speed.
 その車は、全速力で走り去った。
= The man went away at full speed.

Down came the rain.
 雨が降ってきた。
= The rain came down.

否定語を文頭に出す場合

否定的な意味の言葉を文頭に置いて <否定語 + 動詞 + 主語> の語順にします。現在と過去の一般動詞を含む文の場合は <否定語 + do (does / did) + 主語 + 動詞>となります。

Never in my life have I been to Japan.
 生まれて一度も日本に行ったことがない。
= I have never been to Japan in my life.

Little did I dream that my brother would become a doctor.
 私の弟が医者になるなんて、夢にも思わなかった。
= I little dreamed that my brother would become a doctor.

補語・目的語を文頭に置く場合

補語や目的語を文頭に置き <補語 or 目的語 + 動詞 + 主語> の語順にします。主語が代名詞の場合には倒置はせずに <補語 or 目的語 + 主語 + 動詞> となります。

Great is the power of love. 【補語】
 愛の力は実に大きい。
= The power of love is great.

Not a single sound could we hear. 【目的語】
 物音ひとつ聞こえなかった。
= We couldn’t hear a single sound.

慣用による倒置

よく使う倒置の慣用表現には以下のものがあります。

so, neither, nor 「~もまた」を表現する場合

全て「~もまた」と訳します。肯定形と否定形があります。

All the windows were locked, and so were the doors.
 窓は全部鍵がかかっていたし、ドアも鍵がかかっていた。
= All the windows were locked and the doors were locked.

He doesn’t like carrots, and neither do I.
 彼は人参が嫌いだ、私もまた嫌いだ。
= He doesn’t like carrots. I don’t like carrots, either.

The tale is so long, nor have I read it all.
 その物語はとても長くて、最後まで読んだことがない。
= The tale is so long and I have never read it all.

仮定法でifを省略する場合

if を省略する場合は <Were (Should / Had) + 主語> の語順となります。

Were it not for him, the project would be failed.
 彼がいなければこの計画は失敗していただろう。
= If it were not for him, the project would be failed.

Should it rain tomorrow, the plans will be canceled.
 もし明日雨が降ったら、予定は中止になる。
= If it should rain tomorrow, the plans will be canceled.