倒置構文 Inverted structure

★ 基礎Ⅰレベル(TOEIC ~600点 / 英検2級)


通常、英語の平叙文の語順は<主語 +(助)動詞>ですが、述語動詞や目的語、補語、副詞語句などが主語の前に置かれることがあります。これを『倒置』といいます。本ブログでは、強調のための倒置と慣用による倒置の構文を取り上げます。

 

強調のための倒置
 文の一部を強調したい時に、その部分を文頭に置くことがあります。その場合は、語順が<動詞 + 主語>や<助動詞 + 主語 + 動詞>となることが多いです。

<副詞(句)を文頭に出す場合>

 方向や場所などを表す副詞(句)を文頭に置いて、<副詞 + 動詞 + 主語>の語順にします。主語が代名詞の場合には、倒置せずに、<副詞 + 主語 + 動詞>となります。

Away went the car at full speed.
その車は、全速力で走り去った。
⇒ The car went away at full speed.

Down came the rain.
雨が降ってきた。
⇒ The rain came down.

<否定語を文頭に出す場合>

 否定的な意味の言葉を文頭に置いて、<否定語 + 動詞 + 主語>の語順にします。現在と過去の一般動詞を含む文の場合は、<否定語 + do (does / did) + 主語 + 動詞>となります。

Never in my life have I been to Japan.
生まれて一度も日本に行ったことがない。
⇒ I have never been to Japan in my life.

Little did I dream that my brother would become a doctor.
私の弟が医者になるなんて、夢にも思わなかった。
⇒ I little dreamed that my brother would become a doctor.

<補語・目的語を文頭に出す場合>

 補語や目的語を文頭に置き、<補語or目的語 + 動詞 + 主語>の語順にします。主語が代名詞の場合には倒置はせずに、<補語or目的語 + 主語 + 動詞>となります。

Great is the power of love. 【補語】
愛の力は実に大きい。
⇒ The power of love is great.

Not a single sound could we hear. 【目的語】
物音ひとつ聞こえなかった。
⇒ We couldn’t hear a single sound.

 

慣用による倒置

<”so, neither, nor” 「~もまた」>
All the windows were locked, and so were the doors.
窓は全部鍵がかかっていたし、ドアも全部鍵がかかっていた。
⇒ All the windows were locked and the doors were locked.He doesn’t like carrots, and neither do I.
彼は人参が嫌いだ、私もまた嫌いだ。
⇒ He doesn’t like carrots. I don’t like carrots, either.

The tale is so long, nor have I read it all.
その物語はとても長くて、最後まで読んだことがない。
⇒ The tale is so long and I have never read it all.

<仮定法でifを省略する場合>

 if を省略する場合は、<Were (Should / Had) + 主語>の語順となります。

Were it not for him, the project would be failed.
彼がいなければこの計画は失敗していただろう。
⇒ If it were not for him, the project would be failed.

Should it rain tomorrow, the plans will be canceled.
もし明日雨が降ったら、予定は中止になる。
⇒ If it should rain tomorrow, the plans will be canceled.