SVOO能動態→受動態への書き換え

文法準2級, 受動態

★ 基礎Ⅰレベル(TOEIC ~600点 / 英検2級)

SVOO型(第4文型)能動態を受動態に変換する場合のTipsです。基本ルールは簡単に見えますが、Wh疑問文にしたり、動詞のタイプによっては、パッと閃かないものだったり、英語独特の思考の必要な書き換えもあります。今回は、基本ルールとお馴染みのgive型・buy型についておさらいしておきましょう。

SVOO 書き換えの基本ルール

SVOO能動態から受動態に書き換える際のルールを覚えましょう。

My father gave me a smart watch.
(1) A smart watch was given to me by my father.
(2) I was given a smart watch by my father.
父は僕にスマートウォッチをくれた。
(1) スマートウォッチは父から僕に与えられた。
(2) 僕は父からスマートウィッチを与えられた。

スマートウォッチは、フィットネス、メール通知、スマホ連携など、多機能な腕時計です。能動態では「父が僕に時計を与えた」ですが、SVOOの文型の場合、二通りの受動態を作ることができます。(1)はモノを主語にした場合、(2)は人を主語にした場合です。

モノを主語にした場合、be + pp + 人の目的格でも構いませんが、上記の例文のように「 to 人」という形にする方が自然です。My father gave a smart watch to me. の場合と同様と考えてください。発話する場合もこの方がスムーズです。

She will send her friends an invitation of her birthday party.
-> An invitation card will be sent.
-> Her friends will be invited with her birthday party.
彼女は友達に誕生会の案内を送る予定です。
-> 誕生会の案内が送付されるでしょう。
-> 彼女の友達は誕生会に招待されるでしょう。

SVOO能動態を受動態にする際は、形式ばった変換ばかりではありません。上記のように、文脈上意味が分かる場合は、適宜、語句が省略されたり、招待の名詞を動詞に置き換えて受動態にする方が自然な場合もあります。学校の文法の定期試験などでは、機械的に受動態にしてもOKですが、実際の文章や会話では、例文のように柔軟に対応してみてください。きちんと書くと以下のようになりますが、冗長な文章ですね。日常の会話では、少々聞きづらいです。

An invitation of her birthday party will be sent to her friends by her.
Her friends will be sent an invitation of her birthday party by her.

to / for の区別

第4文型(SVOO文型)にはgive型とbuy型があると習ったと思います。そのような動詞を受動態にする場合も同様のルールに従います。

to で書き換えるもの(give型)

My aunt teaches us the Basic English class at school.
= My aunt teaches the Basic English class to us at school.
-> The Basic English class is taught by my aunt to us at school.
叔母が学校で私たちに基礎英語の授業を教えている。
基礎英語の授業は、叔母によって学校で教えられている。Please show me your ID card.
= Please show your ID card to me.
-> Your ID card is (should be) shown to me.
身分証を見せていただけますか。
身分証を拝見したいのですが(身分証は提示されなければならない)

SVOOの構文で、その中のVの行為や動作の確実性が高い場合は、toでSVOの構文に書き換えができますが、受動態にした場合でも、モノを主語にしたときは、その点に留意してtoを忘れないようにしましょう。このタイプの動詞には、give / send / teach / show / lent / name / sell などがあります。

for で書き換えるもの(buy型)

Her mother made her a birthday cake.
= Her mother made a birthday cake for her.
-> A birthday cake was made for her by her mother.
彼女の母は、彼女に誕生日のケーキを作った。(手作り)
誕生日のケーキは、彼女のために、彼女の母によって作られた。Joe can find his son the way to promote.
= Joe can find the way to promote for his son.
-> The way to promote can be found for his son by Joe.
ジョーは、自分の息子の立身出世の方法を考えられる(見つけることができる)
息子のために、立身出世の方法を彼の父(ジョー)が考える。

一方、確実性がやや低い場合やそれ以外の場合は、「誰々のために」という意味を込めてforを付けるのを忘れないようにしましょう。このタイプの動詞には、make / find / buy / get などがあります。buy型はSVOO書き換えの最初の例文の(2)のように書き換えることはできません。