<to + 動詞の原形>で表現します。
名詞以外の語句や文章を修飾する不定詞を副詞的用法といいます。文中の主語や時制によって動詞が変化することはありません。
目的
不定詞が前にある動詞を修飾して、その動作の目的を表す用法です。「~するために」「~するように」と訳します。
She went to the grocery store to buy some eggs.
彼女は卵を買うために食料品店へ行った。
彼女は卵を買うために食料品店へ行った。
目的の意味をより明確に伝えたい場合などには、不定詞の部分を in order to ~ や so as to ~とすることがあります。
They practiced hard in order to win the game.
彼らは、その試合に勝つために一生懸命練習をした。
Jane left her house early so as to get on the train.
ジェーンはその列車に乗るために早めに家を出た。
彼らは、その試合に勝つために一生懸命練習をした。
Jane left her house early so as to get on the train.
ジェーンはその列車に乗るために早めに家を出た。
感情の原因
感情を表す形容詞や動詞を修飾して、その感情の原因を表す用法です。不定詞は形容詞や動詞の後ろに置きます。
この場合、「~して…になった」のように訳すことが多いです。
I’m glad that you like it. = I’m glad to like it (of you).
気に入ってくれて嬉しいです。
He was very surprised to hear the news.
彼はその知らせを聞いてとても驚いた。
気に入ってくれて嬉しいです。
He was very surprised to hear the news.
彼はその知らせを聞いてとても驚いた。
結果
何かをしたことでどうなったのかという結果を表す用法です。この用法では、例文のように思いがけない結果や、人が成長した結果何かになったことを表現することがよくあります。
「~して…と分かった」、「~して…になる」などと訳します。
I returned to the parking lot to find that my bicycle was stolen.
駐輪場に戻ると、自転車が盗まれていることに気付いた。
He grew up to be a famous pianist.
彼は成長して、有名なピアニストになった。
駐輪場に戻ると、自転車が盗まれていることに気付いた。
He grew up to be a famous pianist.
彼は成長して、有名なピアニストになった。
~, only to 不定詞
結果を表す不定詞の前に only を入れると、「~した、しかし結局 …しただけだった」という意味になります。
Mike hurried to the airport only to miss the airplane.
マイクは空港へと急いだが、結局その飛行機に乗れなかった。
マイクは空港へと急いだが、結局その飛行機に乗れなかった。
~, never to 不定詞
結果を表す不定詞の前に never を入れると、「~した、そして二度と …しなかった」という意味になります。
He left the city, never to come back again.
彼はその町を去り、二度と戻ってこなかった。
彼はその町を去り、二度と戻ってこなかった。
判断の根拠
話し手が人物の性格を評価、判断する表現の後ろに不定詞を伴って、その根拠を表すことがあります。
この場合、「~するなんて(とは)…だ」と訳すことが多いです。
He must be crazy to do such a thing.
そんなことをするなんて、彼はどうかしている。
That’s very nice of you to say so.
そんなことを言ってくれるなんて、なんて優しいんでしょう。
そんなことをするなんて、彼はどうかしている。
That’s very nice of you to say so.
そんなことを言ってくれるなんて、なんて優しいんでしょう。