基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
must と have to は共に「~しなければならない」という意味があります。学校では両者が書き換え可能だと習うと思いますが、実はこの二つ、少しニュアンスが違います。(‘◇’)ゞ
must
主に義務「~しなければならない」や確信「~であるはずだ、~に違いない」という意味を持っています。これからも分かるように、must には「必然性」や命令形に似た「圧力」のイメージがあります。また、 must は自分で決心するなどして自発的に「~しなければならない!」と思ったときに使います。
I must study English hard to pass the exam.
私はその試験に合格するために、一生懸命英語の勉強をしなければならない。
私はその試験に合格するために、一生懸命英語の勉強をしなければならない。
※この場合 must は現在の時制でしか使えません。
過去のことを表すときは、
I had to study English hard to pass the exam.
未来のことを表すときは、
I will have to study English hard to pass the exam.
You must be kidding (me)!
冗談でしょう!(あなたは冗談を言っているに違いない。)
冗談でしょう!(あなたは冗談を言っているに違いない。)
have to
must と同様に「~しなければならない」という義務の意味で使いますが、 must よりも柔らかい表現です。後ろには動詞の原形を続けます。三人称単数現在のときには、 has to となります。それぞれの発音( have [hæf], has [hæs] )にも注意しましょう。(^^)/ また、 must と違い、周囲の状況や自分以外の人からの働きかけによって、「~しなければならない」というときに使います。
I have to go now.
もう行かないといけません。
She has to finish her homework by tomorrow.
彼女は明日までに宿題を終わらせなければならない。
もう行かないといけません。
She has to finish her homework by tomorrow.
彼女は明日までに宿題を終わらせなければならない。
must と have to の文章を否定文にすると、違いがよく分かります。(^^♪
must は「禁止」、 have to は「不要」であることを表します。
You must not go to school today.
今日は学校に行ってはいけません。
You don’t have to go to school today.
今日は学校に行く必要はありません。(行かなくてもよい)
今日は学校に行ってはいけません。
You don’t have to go to school today.
今日は学校に行く必要はありません。(行かなくてもよい)
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