簡単な英作文 お盆 The Bon Festival

英作文

基礎Ⅱレベル(TOEIC L&R TEST 600~730)

読むのは何とかなるけど、書くのは苦手というのは、どの言語でもそうですよね。

最初は、文法や語彙の選定を間違えてもいいので、短い文章を書いてみましょう。例えば、誰かに何かを簡潔に説明するというのはいかがでしょうか。

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お盆についてわかる範囲で英訳しましょう。

元の和文の例 A Japanese example

お盆は、毎年8月13日から16日に行われる、ご先祖様を供養するための大切な仏教行事です。

鬼灯(ほおずき)を置き、それを提灯に見立て、ご先祖様が帰ってくるときの道標としています。昔は高価だった砂糖菓子の落雁(らくがん)も傍らに置き、ご先祖様の供養(おもてなし)としています。

ご先祖様を祭る精霊棚を作り、お花やお線香、胡瓜や茄子を供えるところもあります。なぜ、胡瓜や茄子を供えるかといいますと、ご先祖様が馬(胡瓜)に乗って早く来て、牛(茄子)に乗ってゆっくり帰ってもらうためです。

お盆の前には、お墓や仏壇を掃除し、お花を供えます。また、食べ物や飲み物、故人が好きだったものも精霊棚に供えます。

そして、朝に夕べに手を合わせます。お盆の間は、ご先祖様と一緒にいられるのです。

日本固有のことを説明するときは、厳密な言葉の定義より、文脈(ストーリー性)を重視しましょう。また、平易な(簡単な)言葉を使うのがコツです。

英訳の例 A writing example

Obon, the major Japanese Buddhist festival, is held during August 13th -16th every year, which is for praying peace to the forefather of our family.

Small ground cherries Hoozuki are put as Japanese lanterns for the sign to come home for repatriation of the forefather.

Rakugan, dry confections from sugar, is also laid aside. Once sugar was very expensive in Japan, so Rakugan was a kind of the best entertainment for the forefather.

We may set up the special altar for Holy Spirits of our family, and place items: flowers, Japanese incense, a cucumber and an eggplant.

Why are a cucumber and an eggplant put on the altar? Because we believe that the spirits of our ancestors rapidly comes riding a horse (a cucumber), and returns slowly by a cow (an eggplant).

Before the Bon festival, we always clean the tomb and the family regular altar, and place flowers to them.

We often place offerings (food, beverages and the deceased’s favorites) on the special altar.

And we pray in the morning and in the evening. We can be together with the forefather of our family.

何も見ずにすらすらできるのであれば、専門以外の翻訳の見習いができますね。

残念ながら、最初は調べ物をしながら、辞書を片手に、時によっては文法書や今までの大事なノートをもとに作っていかなければなりません。

作文になれていない人は、30分程度かかっても構いません。それ以上でも構いません。

慣れている方は、15分程度でできればOKです。もちろん、それ以下でも構いません。

相手に通じて (to make sense) 意味が伝わっていれば良いのです。

細かい修正は、ネイティブの方にしてもらえばよいと思います。(機会があれば)

解説 A comprehensive comment

Obon, the major Japanese Buddhist festival, is held during August 13th -16th every year, which is for praying peace to the forefather of our family.

そもそも、お盆という言葉を簡単に説明しなければなりません。文が長くなるので、関係代名詞の非制限用法を用いて二つの事柄を説明しています。

Small ground cherries Hoozuki are put as Japanese lanterns for the sign to come home for repatriation of the forefather.

鬼灯(ほおづき)が提灯(ちょうちん)代わりであること、ご先祖様はそれを道標(みちしるべ)として戻ってくることについて簡潔に書きます。

Rakugan, dry confections from sugar, is also laid aside. Once sugar was very expensive in Japan, so Rakugan was a kind of the best entertainment for the forefather.

落雁(らくがん)というお菓子は、昔は高価であったので、それが年に一度のご先祖様を祭るときの「おもてなし」となっている話を書きます。 lay aside 傍らに置く

We may set up the special altar for Holy Spirits of our family, and place items: flowers, Japanese incense, a cucumber and an eggplant.

精霊棚(しょうりょうだな)はお盆期間中だけのもので、その棚にお花などを置く(お供えする)という風に書きます。ここで、きゅうりとなすが出てきます。ご存じない方は、皆さん、不思議に思われるでしょう。

Why are a cucumber and an eggplant put on the altar? Because we believe that the spirits of our ancestors rapidly comes riding a horse (a cucumber), and returns slowly by a cow (an eggplant).

そこで、なぜ、きゅうりとなすを置くのかを簡潔に書きます。すらっとしたきゅうりを馬に見立て、ずんぐりむっくりのなすを牛に見立てます。馬は早く、牛はゆっくりです。少しでも早く帰ってきてもらって、少しでも長くいていただきたいという思いですね。おじいちゃん、おばあちゃんも、きっと喜ばれると思います。

Before the Bon festival, we always clean the tomb and the family regular altar, and place flowers to them.

お盆の前に、お墓とお仏壇の掃除をして、お花を飾りますので、そのことを書きます。もちろん、例文通りでなくても構いません。

We often place offerings (food, beverages and the deceased’s favorites) on the special altar.

その他に、お供え物(食べ物、飲み物、故人の好きだったものなど)を精霊棚に置きます。

And we pray in the morning and in the evening. We can be together with the forefather of our family.

お盆期間中は、朝夕、家族で手を合わせます。それにより、気持ちの上で、ご先祖様と一緒に過ごしていることを書きます。

単語と熟語、いくつかの語義

  • Bon festival お盆、お盆の諸行事
  • forefather, ancestor 先祖   (forefather は家や父性が強い昔のイメージ)
  • pray peace 供養
  • Japanese lantern 提灯(この場合は「盆提灯」)
  • repatriation 帰国、元のところに還ってくること
  • dry confections 乾いたお菓子(ここでは落雁のこと)
  • entertainment 歓待、もてなし
  • altar 祭壇(ここでは精霊棚のこと)
  • Holy Spirits 精霊、先祖の霊(魂)
  • incense お香、お線香
  • cucumber きゅうり
  • eggplant なすび
  • tomb お墓
  • regular altar お仏壇
  • offerings お供え物
  • beverage 飲み物 ※発音に注意 ビバレッジではない
  • decease 故人、亡くなった人
  • favorite 好物

既に知っている単語ばかりかもしれませんが、今一度、紙に書いて練習しましょう。そして、それをしつこく音読するのです。(黙読ではありません)

ネットで対訳を調べて「語」を定義するのではなく、うまく伝わるといいのですが、話の流れをスムーズにして、後で日本特有の「語」の意味がなんとなくつかめれば良いと思います。

学術論文と違って、読み手の頭の中に、イメージや意味が湧いて出るような書き方だったら、何の問題もありません。

重箱の隅をつつくような、文法や構文の厳密性の追求も必要ありません。(ネイティブの小学校低学年はそんなことはしていませんよね)→そんなことをしてたら、ずっと書けないまま。

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