基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
特定のものを具体的に表すのではなく、ただ漠然と不特定の人やもの、数量を表す代名詞のことです。
いくつか種類がありますが、今回はちょっとややこしい other と another の使い方について解説します(^^)/
2つのうち1つを選ぶと、残りは1つしかないので、特定できます。つまり、「他の特定の1つ」を表します。ものを特定するときに使う定冠詞 the と、「他の」という意味の other を組み合わせて the other となります。
I have two umbrellas. One is red and the other is orange.
私は傘を2本持っています。1本は赤色で、もう1本はオレンジ色です。

3つのうち1つを選ぶと、残りの2つは特定できます。2つのものについて述べるときと同じく、定冠詞 the と other を使いますが、今度は2つ(複数形)なので the others となります。3つ以上のものについて残りの全てを表すときも同様です。
I saw three apples on the table in the morning. One is still there but where are the others?
今朝、テーブルの上にリンゴが3つあるのを見ました。1つはまだここにあるけれど、残りはどこに行っちゃったのかしら。
「他の」という意味の other の複数形ですが、上記とは違って定冠詞 the がありませんので、他にいくつかあるうちのいくつかを指しています。つまり、「他の不特定のいくつか」を表します。
Some people agreed with him, and others didn’t (agree with him).
彼に賛成する人もいれば、そうでない人もいた。
どれかひとつを one として、残りのうちの1つを言うときは another です。
「もう1つの」という意味です。他にいくつかあるうちの1つを指しています。つまり、「他の不特定の1つ」を表します。 another の前には定冠詞 the は付けません。 another が、< an + other >から成っていて、既に不定冠詞 an が付いているからと考えると覚えやすいですよ。(*’▽’)
I don’t like this skirt very much. Could you show me another?
このスカートはあまり好きではありません。他のものを見せていただけませんか。
Would you like another cup of tea?
お茶をもう一杯いかがですか。