基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
takeのイディオム(それに類するものも含む)を辞書(OALD v9)で調べると、重要なものだけでも26個ありました。
なかでも take after は大事な熟語ですが、間違えて使うことも多く、時々、ネイティブを驚かせます。
take after には「~に似ている、~をまねる」と「~を追いかける」という意味がありますが、今回は前者の使い方についてです。
take after は、単に「似ている」という意味ではなく、主語の近親者だけに使うという特徴があります。
take after ~ ~に似ている
Alice takes after her grandmother.
アリスは彼女の祖母に似ている。
主語 Alice に対して目的語、つまり似ている対象になれるのは彼女と血縁関係のある人、しかも父母、兄や姉など彼女よりも年上の人だけです。このイディオムの単語を一つずつ見てみると< take : 取る、 after : ~の後に>なので何となく分かりますね。
では、それ以外の人に似ている時にはどうすれば良いでしょう??
その場合は同じ意味を持つ resemble を使います。こちらは take after と同じように血縁関係のある人にも使えますし、下の例文のようにある物同士が似ているときにも使える便利な単語です。(^^)♪
I think she resembles that actress.
彼女はあの女優に似ていると思う。
The shape of that huge cloud resembles a whale.
あの大きな雲は形がクジラに似ているね。