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英文法

前置詞と接続詞の簡単な使い分け

基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)

今日は、英語の前置詞と接続詞の簡単な使い分けをご紹介します。

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前置詞(Preposition)

名詞または代名詞の前に置かれ、時・場所・方向や手段などを表します。

<前置詞+名詞>で、形容詞や副詞の働きをします。

まずは、「時」を表す前置詞と「場所」を表す前置詞の使い分けです。

「時」を表す前置詞(at on in など)

at (~に):時刻・時の一点

I got up at 6 a.m. this morning.
今朝6時に起きました。

例) at night  at the beginning of~  at the age of ~

on (~に):特定の日・時

I went to Tokyo on Thursday last week.
先週の木曜日に東京に行きました。

例) on New Year’s Day (元日に) on October 10th.(10月10日に)

in (~に):月や季節、年など比較的長い時間や期間

He will go out in the afternoon.
彼は午後には出かける。

例) in March  in 2012  in the 21st century

before(~前に) after(~後に):時の前後

He prays before meal.
彼は食事の前にいつも祈る。

She takes a nap after lunch.
彼女は昼食の後に昼寝をする。

by (~までに):動作・状態の完了の期限

You have to be at the school by 8:30.
8時半までには登校しなければならない。

~時までに、そうしていればよいので、継続する必要はありません

till (until) (~まで):動作・状態の継続

I was in bed until noon last holiday.
前の休みのときは、昼までずっと寝ていました。

by と違い、その時まで、ずっと継続していることを表しています。

for (~の間):ある期間

I haven’t seen her for two months.
この二か月、彼女を見ていない。

「ある期間に限って~である」のように、期間を表します。

「場所」を表す前置詞

at (~の所で):1地点または比較的狭い場所

She bought a book at the bookstore.
彼女はその書店で本を買った。

in (~に):比較的広い場所

I was born in San Francisco.
私はサンフランシスコで生まれました。

The rocket was set up at the launching site in Tanegashima.
種子島にある発射場にロケットが据え付けられました。

on (~の上に):接触して ⇔ under ~の下に

There is a cute cat on the table.
テーブルの上にかわいい猫がいる。

There are some swallows under the roof.
屋根の下にツバメがいるよ。

on は位置として上でなくても、on the ceiling(天井にくっついている)、on the wall(壁にかかっている)のように、表面に接している場合にも用いられます。

above (~の上方に):離れて ⇔ below (~の下方に)

An airplane flies above cloud.
雲の上を飛行機が飛んでいます。

The sun has already sunk below the horizon.
陽はとっくに水平線の下に沈んでしまった。

例文のように、単に「ある場所よりも高いか低いか」を表します。

over (離れて~の真上に)、覆うように

You can see the bridge over the river.
川の上に橋が架かっているのが見えます。

It snows over the mountain.
山を覆うように雪が降っている。

over には「~を越えて」という意味もあります。

<発展> up (低いところから上の方へ) ⇔ down (下へ)

Go up the mountain in the morning and come down the river in the afternoon.
朝は山に登って、昼からは川を下ろう。

~に沿って、低いところから高いところへ、また、高いところから低いところへ移動するイメージです。動きが伴います。同じ意味の副詞もあります。

接続詞(Conjunction)

接続詞は大きく分けて、語と語、句と句、節と節とを対等の関係で結びつけるもの(等位接続詞)と、従属節を導くもの(従属接続詞)があります。

等位接続詞

等位接続詞には、and (~と~、そして)、but (しかし)、or (または)などがあります。

等位接続詞は、語と語、句と句、節と節を対等に結び付けます。

 <語と語> I like strawberry and grape.
 <句と句> (Is this) for here or to go?
     こちらでお召し上がりですか。それともお持ち帰りですか。
 <節と節> I want to see a movie, but I don’t have time.
     映画を見たいんだけど、時間が無くって。

and

I like to eat bread and butter every morning.
毎朝、バターをぬったパンを食べます。(それほど好き)

Do you think about your bread and butter?
自分の仕事(生業)について、どう思っているの?

bread and butter は、バターをぬったパン⇒主食⇒本業、生活に必ず必要なものという意味もあります。

or

Which do you like better, coffee or tea?
コーヒーと紅茶、どちらがお好きですか。

but

Tom goes to school every day without any complaint but he doesn’t like the school.
トムは毎日文句ひとつ言わずに学校に行っているけど、本当はその学校が嫌いなんだよ。

従属接続詞

従属接続詞には、if (もし~なら)、when (~の時)、because (なぜなら)などがあります。

if

条件を表します。

Please send me a mail if you have any question.
もし質問があれば、メールを送ってください。

To pass the exam is difficult if I don’t study hard.
猛勉強しないなら合格は難しい。

when

「時」を表します。

I was the smallest boy in the class when I was a child.
子供の頃、学級で一番小さな男の子だった。

because

理由を表します。

I was absent from school because I caught a cold.
風邪のため、学校を休みました。

<発展> その他の重要な従属接続詞

名詞節を導く従属接続詞には、that(~すること)、whether(~かどうか)があります。

It is well known that vitamin C is efficacious as an antioxidant.
ビタミンCは酸化防止剤としてよく知られている。

I asked whether we could start.
出発できるかどうか、私は尋ねた。

副詞節を導く従属接続詞には、so that(~できるように)、unless(~しない限り)があります。

Change quick clothes so that you are not late for school.
学校に遅れないように早く着替えなさい。

※ quick は quickly より強い意味を持つ副詞として口語で用いられます。動詞のすぐ後ろに置きます。

You’ll arrive after dark unless you walk faster.
もっと早く歩かないと、日が暮れるぞ。

unless は、if ~ not で置き換えができます。また、仮定法の構文では使いません。

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