基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
関係代名詞(主格の who と which)
今回のテーマは「関係代名詞」です。
関係代名詞は、語と語や文と文を繋ぐ接続詞の働きと、名詞を説明する代名詞の働きをします。
また、説明する節(関係詞節)の中で、主語や目的語の働きをします。その時、関係代名詞に
よって修飾される名詞を「先行詞」と言います。
今日はまず、主格の関係代名詞について説明します。
「主格」とは、主語の働きをする関係代名詞のことで、”who”や”which”があります。
★先行詞が人の時は、”who”を使います。
I have a boyfriend. He lives in New York.
⇒ I have a boyfriend who lives in New York.
(私には、ニューヨークに住んでいる男友達がいる。)
※先行詞: a boyfriend
I know a woman. She teaches English at the high school.
⇒ I know a woman who teaches English at the high school.
(私は、高校で英語を教えている女性を知っている。)
※先行詞: a woman
★先行詞が人以外の時は、”which”を使います。
This is the newspaper. It was delivered this morning.
⇒ This is the newspaper which was delivered this morning.
(この新聞は、今朝配達された。)
※先行詞: the newspaper
Elephant is an animal. It has a long nose.
⇒ Elephant is an animal which has a long nose.
(象は長い鼻を持った動物です。)
※先行詞: an animal
関係代名詞(目的格の who/whom と which)
「関係代名詞」の2回目、今回は目的格についてです。
「目的格」とは、関係詞節の中で目的語の働きをする関係代名詞のことで、
“who/whom”や”which”を用います。
★先行詞が「人」の時は、”who”を使います。”whom”も使えますが、こちらは
かたいイメージとなり、会話よりも文語でよく使われます。
<Examples>
Do you know the doctor? I visited the doctor yesterday.
⇒ Do you know the doctor who/whom I visited yesterday.
(あなたは、私が昨日行ったお医者さんを知っていますか。)
※先行詞: the doctor
He is the boy. I played with the boy at the park after school.
⇒ He is the boy who/whom I played with at the park after school.
(彼が、放課後に公園で一緒に遊んだ男の子です。)
※先行詞: the boy
★先行詞が「人以外」の時は、”which”を使います。
<Examples>
I like the movie. You recommended the movie last week.
⇒ I like the movie which you recommended last week.
(私は、先週あなたが薦めてくれた映画が気に入りました。)
※先行詞: the movie
This is the bag. I bought the bag at the department store near the station.
⇒ This is the bag which I bought at the department store near the station.
(これが、駅の近くの百貨店で買ったバッグです。)
※先行詞: the bag
主格の場合と似ていますが、目的格の後ろには 「主語+動詞」の文が続きますので
混同しないように気をつけましょう☆
関係代名詞 所有格 whose
今日は、所有格の関係代名詞です。
こちらに詳しく書きましたので、こちらをご参照ください。♪
https://english.asanoconsulting.com/whose/
関係代名詞(thatの用法)
関係代名詞の4回目です。今回は、”that”について説明します。
“that” は、”who” や “whom”、”which” の代わりに使われ、主格と目的格の役割をします。
また、先行詞が「人」の場合でも「人以外」の場合でも使うことができます。
しかし、”that” 自体に所有格の意味がないので、”whose” の代わりに使うことはできません。
口語で関係代名詞を用いる場合や、先行詞が以下の表現で修飾されている場合は、
“who” や “which” よりも “that” が使われることが多いです。
●最上級の形容詞
⇒ This is the best movie that I’ve ever seen.
(これは、今までに見た中で最高の映画だ。)
※先行詞: the best movie
●序数詞(first, secondなど)
⇒ He is the first man in the world that discovered the virus.
(彼は、そのウイルスを発見した世界で最初の人だ。)
※先行詞: the first man
●”the only”(唯一の),”the very”(まさしくその)を使って特定の人や物について述べているとき
⇒ She is the only daughter that I have.
(彼女は、私のたった一人の娘だ。)
※先行詞: the only daughter
●限定詞(all, every, anyなど)
⇒Is there anything that we can do for you?
(あなたのために私たちができることは何かありますか?)
※先行詞: anything
2020年3月に加筆しました。