基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
Last Updated on 2022年11月17日 by Usayama
自分や誰かが話したことを他の人に伝えるときに使います。
日本語で例えば学校や会社で話したことを家族に伝えたいとき等には、話した会話の通りにそのまま伝えるときと、自分の言葉に直して伝えるときがありますよね。英語にも同じような用法があります。
直接話法
人が話したことについて、言葉を変えずにそのまま引用して相手に伝える方法です。
その人の発言そのままだと示すためにその部分は “” (ダブルクォーテーションマーク:二重引用符)で囲み、“” の直前には , (コンマ)を置きます。
彼女は、「私は今英語の勉強をしています」と言った。
間接話法
人が話したことについて、内容を自分の言葉に直して相手に伝える方法です。
伝える時点でその発言はいつのことかを考えて、動詞の時制を変えます。(時制の一致)
引用符やコンマは使いません。
彼女はそのとき、英語を勉強していると言った。
2つの話法を比べてみよう (^^)/
視点や時制によって変化するもの
直接話法は発言した人の視点、間接話法は話を伝えている人の視点となるので、それぞれ同じ人を指していても使われる代名詞が変化します。
その男の子は、「僕、とってもお腹が減っているよ!」と言った。 (直接話法)
The boy said that he was really hungry.
その男の子は、彼がとてもお腹が減っていると言った。 (間接話法)
2つの話法では、それぞれの視点によって時制が変わるので、次に挙げる語のように代名詞以外の語も変化する場合があります。そのときの状況をよく考えて使い分けましょう。
now ⇔ then
this ⇔ that
here ⇔ there
ago ⇔ before
etc.…
say と tell の使い分け
誰かが言ったことを伝えるときには、say の他に tell を使います。
say は話した相手がいる場合、いない場合の両方に使うことができますが、tell は話した相手がいる場合だけです。
先生は私たちに、「レポートを提出するのを忘れてはいけません」と言った。(直接話法)
The teacher told us not to forget to hand in the report.
先生は私たちにレポートの提出を忘れないようにと言った。(間接話法)
一般的に直接話法では say を、間接話法では tell を使うことが多いです。