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定番表現

haven’t had time / hadn’t had time

基礎Ⅱレベル(TOEIC L&R TEST 600~730)

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過去と現在のことをいう場合

It’s a sudden matter for us and we haven’t had time to put our thoughts.
突然のことだったので、私たちには考える時間がなかった。

この文章を読んで、「 we haven’t had time…??! え? 間違いでは?! 」と思った方がいるかもしれません。 have が連続しているので初めて見ると変な感じがしますよね。

しかし、これで正しいのです。「○○する時間がなかった」と言いたい時に使える定番表現です。

現在完了の have の後に have の過去分詞 had が続いており、過去のある時点から現在まで継続して考える時間がなかったのだという意味を表しています。

もしこの部分が We didn’t have time. の場合は、過去形の文章ですので、過去のある時点で考える時間がなかった(既に動作が終わっている)ことになります。

それからもうひとつ、文頭の It’s は It was の短縮形です。 It is ではありません。少しややこしいですが、時制にも要注意です。

I haven’t had time to look after my children since I devoted to research.
研究に没頭していたので、子供たちの面倒を見る時間がなかった。

和訳は「時間がなかった」と過去形のように見えますが、実際には、現在もその状況が継続しています。日本語では、このように書くしかありませんので、「そして今もそうだ」という文を補ってもいいと思います。

大過去(過去の一時点より更に過去)と過去のことをいう場合

I hadn’t had time to see a doctor last month since I was extremely busy, but I could manage to do this Monday.
先月はとても忙しかったので病院に行けなかったが、この月曜日には何とか行けました。

hadn’t had time となると、過去の一時点の事柄より更に昔の過去(大過去)を表すことができます。

話し言葉であっても、相手に時間軸に沿ってきちんと説明する場合などはこのように言います。話題によっては、正確な時制が大切なときもあります。

since 以下で理由を示し、but 以降で「その状況が既に解消した」ことを示しています。

解消したのは(病院に行けたのは)過去のことで、それ以前に病院に行けなかったことは大過去(had had)で表しますので、例文のような形式になります。

慣れないかもしれませんが、はじめのうちは読んでわかる程度で十分です。

My father had his ailment examined, he hadn’t had time to go on a trip.
父は、持病の検査があったので、旅行には行けませんでした。


Words and Phrases

to put thought 考慮に入れる、配慮する
(類) to put thought into something 気持ちを込める

manage to ~を何とかする
(類) the management 役員(取締役)・・・何とか経営する人だから

have his eyes examined 目の検査をする、診察してもらう

go on a trip 旅行に行く

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