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英作文

come down with / come down to 感染する・回りまわって~となる

基礎Ⅱレベル(TOEIC L&R TEST 600~730)

こんにちは。うさやまです。

今日は、come down with / come down to について。

よく出ます。いろいろなところに。

例文と一緒に覚えて、日頃、使えるようになりましょう。(^^♪

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英作文の例

英作文の例を見てみましょう。最近の話題に近くしました。

The governmental authorities reported the new cases who came down with the disease by contagion yesterday were over five hundred throughout the nation, and asked the people again to stay home. A high official anxiously said, “To avoid nonessential outings this time is the specific for stamping out the pandemic. If not so, we will come down to face overwhelming hospital systems sooner or later.”

もとの和文はこちらです。

政府の専門家チームは、昨日一日の国内の感染者数が500人を超えたことを報告し、改めて、自宅に留まるよう国民に要請した。政府高官のひとりは、「この時期、不要不急の外出を避けることが、感染拡大の終息に対する特効薬。そうしないと、遅かれ早かれ、医療崩壊を招くことになる」と強い危機感を示した。

ちょっと難しいですね。

それでは、語彙の対応と作文のコツを見てみましょう。

語彙の対応 come down with ~にかかる

The governmental authorities reported the new cases who came down with the disease by contagion yesterday were over five hundred throughout the nation, and asked the people again to stay home.

the governmental authority は、政府が諮問した(雇った)課題解決に対する専門家のことです。それが複数形になって、専門家のチーム(委員の集団)を表します。

the new cases は、一日毎の報告の場合、一日で確認された二人以上の「何かの対象者」のことです。

その「何かの対象者」を関係代名詞節で説明しています。

come down with は、~にかかった(罹患した)ですので、the disease by contagion を伴って「感染症にかかった」となり、その対象者を修飾(限定)しています。

空気感染は infection、エアロゾル感染は aerosol infection、飛沫感染は spray (droplet) infection、接触感染は contagion です。コンテイジョンという2011年の米国の映画がありましたね。

yesterday が直後にあるため、「昨日一日だけで」となります。

the cases were ~ で、感染者数は500人以上、国内で、となります。

そして、ask O to ~ で、国民の皆さんに再度のお願いをしています。それは stay home 家に居ることです。(Oは目的語)

語彙の対応 come down to 回りまわって(結果として)~になる

A high official anxiously said, “To avoid nonessential outings this time is the specific for stamping out the pandemic. If not so, we will come down to face overwhelming hospital systems sooner or later.”

an official は、政府の職員ですので、政府高官は a high official です。

「危機感をもって」は anxiety の副詞を用い、その後に、分かりやすい(臨場感のある)間接話法(話したときは現在形と未来形です)を用います。

ダブルクオーテーションの中は、二つのパートからできています。

パート1 不要不急の外出を避けることは~

よく聞く不要不急は、nonessential(本質的でない)を用います。この時期は、this time でOKです。少しニュアンスが違いますが、不要は unnecessary、不急は nonurgent でも通じます。ちょっと固いかも。

specific は「明確な、特殊な」という意味の形容詞ですが、the をつけて名詞化して、the specific for で「~に対する特効薬」となります。drug / medicine は不要です。

stamp out (根絶する)を for に続けて、パンデミック(大規模な伝染病の流行)を終息させるとなります。

「感染症と薬」に対し、出歩かないことが感染拡大に終止符を打つ特効薬と比ゆ的に言っています。やや高度な書き方です。新聞などでよくやっています。

パート2 そうでなければ、~となってしまう。

そして、もうしそうしなければ、因果応報で、~になってしまうぞと言っています。そこで、come down to (~に結果してなってしまう)を用います。

それでは、どうなるかというと、~に直面する(face, encounter)を用いて、医療体制が崩壊してしまうこと(= to overwhelm hospital systems)を説明しています。face の目的語に、動名詞を用います。overwhelm は「圧倒する」という意味の他動詞です。

「医療崩壊」は、様々な言い方がありますが、ここでは、新聞記事などで見かける語彙を用いました。

遅かれ早かれ(どの道)は、sooner or later を用います。

語彙一覧 Words and phrases

  • a governmental authority 政府から依頼を受けた専門家、御用学者
  • a case 対象者(この場合は対象となる感染症の患者)
  • come down with ~の病気にかかる、罹患する
  • disease 病い
  • contagion 接触感染
  • throughout ~の隅から隅まで、至る所
  • stay home 家に居る
  • a high official 政府高官のひとり
  • anxiously say 危機感をもって言う
  • nonessential outings 不要不急の外出
  • the specific for ~に対する特効薬
  • stamp out 根絶する、終息させる
  • a pandemic (疫病等の)世界的な流行
  • a epidemic 流行り病(a pandemic より小規模)
  • if not so さもなくば(定番表現)
  • come down to 結果的に~になる、行き着く
  • face 直面する
  • encounter 遭遇する(今回は face と置き換え可)
  • overwhelm vt 圧倒する
  • hospital systems 医療体制
  • to overwhelm hospital systems 医療体制が圧倒されて崩れること
  • sooner or later 遅かれ早かれ(定番表現)

ずっと、お家でしんどいと思いますが、一緒に頑張りましょう (‘ω’)ノ

お疲れさまでした。☕

覚えておきたい 「動詞+down+前置詞」 形式の動詞句

come down on ~を厳しく叱責する、非難する
come down from (都会から地方に)やってくる、都落ちする
get down with ~といい友達になる
get down to ~に取り掛かる(仕事など)
look down on ~を見下す
make it down to ~に辿り着く
put 人 down for 金 ○円の寄付者として○○の名前を書く
(これは覚えなくてもいいです)

全て down の意味がにじみ出ていますね。

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