基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)
for the time being 当分の間
当分の間、根気よく働いて、やり方を身につけます。
これは、差し当たり(特定の期間)、何かを行うという意味の文を作る際に重宝します。bing はマイクロソフトの検索エンジンです。being が正解。eを発音するときは省略しません。
now and then / from time to time ときどき
お互いの近況を知るために、私たちは時々会います。
「滅多に会わないのだが、(定期的に)時々会う-それもお互いの健康や生活の状況を確認して安心するために」 年配の友達同士という感じですね。Now and then て、響きもよいと思いませんか。from time to time と置き換えても同じ意味です。こんな文章を書けたらいいですね。
have a good time 楽しい時間を過ごす
留美と私は、この夏、沖縄で楽しいひと時を過ごしました。
最早、定番の表現ですが、なぜか英作文の設問で「楽しいひと時を過ごす」とあると、難しく考えてしまいがちです。ワンフレーズで簡潔に表現した上で、枝葉末節の語句を追加していきましょう。have a hard time は、反対に「酷い目に会う」です。
by chance 偶然にも
彼は偶然にもそのアイデアを思いつきました。
by accident も「偶然に」ということで同様に使えますが、例文の場合は by chance の方が良い響きです。少し難しいですが、偶然に起こる事象=偶発要素( an incident element )は a chance factor と言い変えられます。こちらの方が分かりやすいかもしれません。
little by little 徐々に、少しずつ
娘も徐々にここの暑さに慣れてきた。
「少しずつ~してきた」と表現する際に用いられる表現です。会話ではよく耳にします。書き言葉では gradually や by degrees でも構いません。この例文では、「すぐに」ではなく、暫くの期間を置いて、あるいは、段階を経て慣れるというニュアンスが含まれています。
at least 少なくとも
It’s a heavy snowstorm. It’ll take at least a few days for the weather recovered.
ひどい吹雪で、天候が回復するまで少なくとも数日はかかるだろう。
少なくとも数日という場合は、a few days の直前に置きます。
少々不確かな(あいまいな)記憶を述べる際は、少なくとも~(文)となりますので、「少なくとも彼はそこにいた」という場合は At least he’s there. と文頭に出します。
big deal すごい!
A: You passed both exams, right?
B: It’s no big deal. You’ve seen nothing yet.
両方とも合格したんだって!
大したことじゃないよ。本番(本命)はこれからだもの。
deal は、取引や契約という意味で使われますが、big deal で大きな取引⇒「すごい」「すごいこと」と覚えます。トランプさんは、よく great deal と言いますが、これも一緒です。
口語や Twitter / LINE、友達とのメールなどでどうぞ。not big deal より例文の方が強めです。
such as ~のような(事例や列挙)
Almost all pharmacies have run out of sanitary items such as hand soap and disinfectant.
ほとんどの薬局は、手洗い石鹸や消毒液といった衛生用品を切らしていた。
such as は、直前の名詞(句)を後ろから「~のような、~といった、~などの」というふうに修飾する際に用います。
そのため、つながる前後の語句は同等で、言い換えをしているようなものです。
上記の例では、「手洗い石鹸や消毒液」と「衛生用品」は同じものを言い換えています。もちろん「衛生用品」の方が広義ですが。
invisible costs such as the sunk cost 言うなれば、サンクコストのような目に見えない経費
※サンクコスト:回収不能な(過去の)投資。しばしば、意思決定の妨げになります。
get out of hand 手に負えない、それほどすごいことになる
If the government left it as it was, it would get out of hand.
政府がそれをそのまま放置していたら、取り返しのつかないことになっていたでしょう。
(そこで手を打っていたからこそ、そうならなかった)
仮定法過去を使った例文です。get out of は範囲外の意味ですので、手の届く範囲外⇒手に負えない、また、それほど大変なことになるという意味です。
上記の例文を文脈の中に置いてみますので、よろしければ和訳してみてください。
The central government made perpetual efforts to prevent the spread of a strange virus which is very easy to be infected, and an epidemic of the virus is barely calm down. If the government left the situation as it was, it would get out of hand and we cannot escape from huge damage of the pandemic.
政府の拡散防止に対する不断の努力により、伝染力の強い新種のウイルスの感染拡大はかろうじて収まった。もし、政府が事態(ウイルスの拡散)を放置していたら、もはや手に負えなくなり、パンデミックによるとてつもない被害から逃れようもなかった。
パンデミック:伝染病などの世界的な流行、爆発的な感染
a big picture 全体像
No problem. Don’t worry about what’s going on. He’s sure he grabs the big picture.
大丈夫。どうなるか、何も心配いらないわよ。彼はちゃんと全体を把握しているから。
a whole picture, an overview, an overall picture, a complete picture, a broad picture も全体像の意味で使われます。
意外かもしれませんが、仕事では a picture だけでも、全体像という意味で使われます。
Usa-san, show everyone the picture of the development plan 2020.
宇佐さん、みんなに2020年の開発計画の大枠を説明してやってくれる?
(2020年2月25日に加筆しました)
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https://english.asanoconsulting.com/category/idiomatic-phrases/