群動詞(Phrasal Verb)

文法

基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)

動詞が、前置詞や副詞、名詞と結びついて、ひとつの動詞に相当する意味を表すとき、これを群動詞と呼びます。句動詞とも呼ばれます。

主な群動詞の結びつきのパターンをご紹介します。

動詞 + 前置詞

例えば、自動詞の agree と前置詞の with がひとつになって、agree with (~に同意する)という意味になります。他動詞と同じような働きがあります。

動詞 + 副詞

例えば、他動詞の pick と副詞の up がひとつになって、pick up (迎えに行く)という意味になります。通常は、pick O up と書きます。Oは目的語のことです。

動詞 + 副詞 + 前置詞

例えば、catch (この場合は自動詞です)と副詞の up が結びつき、catch up となり、そこにさらに前置詞の with がくっついて、catch up with (~に追いつく)となります。

動詞 + 名詞 + 前置詞

例えば、他動詞の make が目的語(名詞)の fun をとって、「楽しむ」「嘲笑の対象となる」となります。それに、前置詞の of がくっついて、make fun of で「~をからかう」「~を肴に話をする」という意味になります。

群動詞はたくさんあります。単語帳で覚えてもいいのですが、例文を書きながら使い方を丁寧に覚えましょう。それが早道です。

<発展> 狭義には、個々の単語の意味を合わせたものと、結合後の意味が違うものを群動詞と呼びます。 Wikipedia 参照 ただし、あまり厳密な定義ではありません。言語構造の解析 (parse) などは別として、普段は気にしなくてもいいです。

以下にそれぞれの例文をご紹介します。書いて、書いて、全部覚えてしまいましょう!

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群動詞(動詞+前置詞)

I agree with your opinion.  <同意する>
私はあなたの意見に賛成です。

She gave up her trip to Europe.  <あきらめる>
彼女はヨーロッパへの旅行をあきらめました。

Will you look after may bag for a while?  <世話をする>
少しの間私のカバンを見ていてくれませんか?

What are you looking for?  <探す>
あなたは何を探しているのですか?

Tom really wants to participate in the marathon.  <参加する>
トムはそのマラソン大会に本当に参加したいと思っています。

I asked for a lodging.  <頼む>
私は一晩泊めてくださいと頼みました。

My grandmother has suffered from disease for a long time.  <苦しむ>
祖母は、長年、病(やまい)に伏しています。

The ryokan consists of 20 rooms.  <構成する>
その旅館は20室から成る。
※ consist of は、進行形や受動態では使えません。

群動詞(動詞+副詞)

My friends pickedme up at the station.  <送迎する>
友達が私を駅まで迎えに来てくれた。

The snowstorm will go on until the coming weekend.  <続く>
吹雪は週末まで続くだろう。(この場合の on は副詞)

My little brother turned up from the rose garden.  <ひょっこり現れる>
弟がバラ園からひょっこり現れた。

Do you figure out the viewpoint perfectly?  <理解する>
立場をしっかり理解しましたか。

Let’s carry out the work immediately.  <成し遂げる>
すぐに仕事をやってしまいましょう。

Dan, look up TV programs for me.  <調べる>
ダン、テレビ番組を調べてくれない。

We’re sorry we put off the program due to bad weather.  <延期する>
悪天候のためプログラムを延期いたします。

群動詞(動詞+副詞+前置詞)

I will soon catch up with you.  <追いつく>
私はすぐにあなたに追いつきます。

We are looking forward to seeing you again.  <楽しみにする>
またあなたに会えるのを楽しみにしています。

I can’t put up with the heat in this summer.  <辛抱する>
今年の暑さには耐えられない。

We should do away with the old customs.  <廃止する>
古いしきたりは廃止すべきだ。
 ⇒ The old customs should be done away with. 
(受動態の方が自然ですね)

They ran out of energy on the way to the goal.  <使い果たす>
彼らは、ゴールする途中でエネルギーを使い果たした。

群動詞(動詞+名詞+前置詞)

Don’t make fun of me.  <からかう>
からかわないで。

I took advantage of the chance.  <上手に利用する>
そのチャンスをうまく利用した。

Please take care of yourself.  <大事にする>
お身体を大切にして下さい。


練習問題 account for, ask for, belong to, break down, bring up, …

日常、口語では、難しい動詞を使わず、やさしい単語で構成された群動詞をよく使います。

英作文の練習問題を作りましたので、よろしければチャレンジしてみてください。(10分)

  • account for (言い訳をする)
    トムは、登校が遅れたことについて言い訳をした。
  • ask for (要求する)
    会社は、その取締役に辞任を要求した。
  • ask for trouble (軽率なことをする、災難を招く)(口語で)
    大雨の中、山登りなど、災難を招くようなものだ。
  • belong to (所属する)
    彼女は、由緒あるテニスクラブに入っている。
  • break down (故障する)
    修理工場に行く途中で、私の車は故障してしまった。(いまも故障中)
  • bring up (育てる、しつける)
    彼らは礼儀正しく育てられた。
  • call at (訪問する)
    次の日曜日、先生のお宅を訪問する予定だ。
  • call for (必要とする)
    このプロジェクトには、特別な電気工学のスキルが必要だ。
  • carry out (成し遂げる)
    君は、最初の考えで行くべきだ。(初志貫徹すべき)

練習問題の解答例です。(英検2級、TOEIC L&R TEST 600点程度です)

  • account for (言い訳をする)
    Tom accounted for being late for school.
  • ask for (要求する)
    The company asked for resignation to the director.
  • ask for trouble (軽率なことをする、災難を招く)(口語で)
    It is asking for trouble to go climbing the mountain in heavy rain.
  • belong to (所属する)
    She belongs to the historic tennis club.
  • break down (故障する)
    My car has broken down on the way to a repair shop.
  • bring up (育てる、しつける)
    They were brought up to behave politely.
  • call at (訪問する)
    We are going to call at our teacher’s house next Sunday.
  • call for (必要とする)
    This project calls for special skills in electrical engineering.
  • carry out (成し遂げる)
    You should carry out your first plan.

同じ動詞でも、その後に続く前置詞によって意味が様々に変化しますね。実用性の高いものが他にもありますので、時間が許せば、辞書や電子辞書などで調べて、パソコンや紙のノートにメモすると、覚えるのに(忘れないために)効果的です。(私はそうしています)

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