英作文のために覚えておきたい慣用表現や構文(1)

慣用表現

基礎Ⅰレベル(TOEIC L&R TEST ~600 / 英検2級)

英作文では、自分の(英語の)真価が発揮されると言われています。

文章に自分の力が如実に現れます。(日本語でもそうですが)

会話が少しできても、「ご自身の経験や知識レベルに見合った文章を書くのが苦手」という方は多いのではないでしょうか。

例えば、作文の際、どんな語彙や構文を選択するかは、大学(院)生や社会人の方にとっては、信用にも関わる大切なことです。

そこで、そのような英作文のお手伝いができるよう、初級レベルの作文に使える(使い勝手の良い)表現や構文をご紹介します。

ご自身で何度か例文を書いてみて、その後、その例文を覚えてください。作文の際に自然に文章がひらめくようになると思います。(例文は、英検準2級~2級くらいです※)

※下の方の例文は、少し難しくなっています。2020年2月22日に加筆しました。

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now what 今となっては~だから

Now what you are the front engineers, we believe that you all do your best for saving the situation.

君たちは今や第一線の技術者ですので、君たち全員が事態の収拾に最善を尽くすことと我々は信じています。

It cost 誰 いくら to不定詞 ~するのにいくらかかる(出費を強いる)

We’re now worrying that it cost us at least $30,000 to have our house repaired by the best price builder.

最安の建築業者でも私たちの家を修理してもらうのに少なくとも3万ドルはかかることが私たちの今の心配の種だ。

as far as ~する限りにおいては

The next board of directors will approve the new business plan, as far as the president of our company concedes it a sound investment.

社長がその事業を健全な投資であると認める限りは、次の役員会で新しい事業計画は承認されるでしょう。

cannot … too ~ いくら・・・しても~し過ぎることはない

You cannot be too careful.
用心に越したことはない。念には念を入れよ。石橋を叩いて渡る。

You cannot study too diligent if you challenge hard-to-get-into universities.
難関大学に挑戦するなら、いくら勉強しても勉強し過ぎるということはない。

cannot help ~ing ~せざるを得ない

I couldn’t help donating some money to the welfare facility as a regional philanthropy.

地域の社会貢献の一環で、福祉事業所にいくらか寄付せざるを得なかった。

be worth ~ing ~する価値がある

These papers and journals are worth reading to accomplish your graduating thesis.

君の卒業論文の仕上げに、これらの論文や刊行物は読む価値がある。

It’s worthwhile to ~ も同じ意味になります。

used to 不定詞 ~したものだ(常だった) → 今はしていない

We used to ride on horses together since we had gotten along well with each other.

お互い馬が合って、昔は一緒に乗馬したものだ。

with a grain of salt 割り引いて、話半分に

A: He made a promise to get the premium tickets of the concert.
B: I’ll take it with a grain of salt.

A: 彼がコンサートのチケット、必ず取るって!
B: 話半分にしときなさいよ。

「せめて塩をひとつまみかけて食べないとそのままでは食べられない」というところから、全部を信じずに、少しは疑ってかからなければだめですよという意味になりました。

話し言葉でも書き言葉でも使います。

Live and learn 六十の手習い、長生きはいいことだ

My grandfather and I often went fishing, and I listened to his talk including full of interesting suggestions of life. He practiced patience whether having a good catch or not, every time saying “live and learn.”

祖父と私はよく釣りに行きました。そこで、示唆に富んだ人生訓を聞かせてもらったものです。魚が釣れようが釣れまいが、「ずっと勉強だよ」と言って、祖父はじっと待つのでした。

live and learn は、還暦になって「耳順」となっても、生きている限り、ずっと学び続けることを言います。ここまでの境地に達すると、生きるために学ぶのではなく、学ぶために生きるという感じですね。素敵ですね。

非常にウィットに富んだ表現で、文章を作る際に、広く応用が利きます。

fruitless (小田原評定のように)実の無い

Mr. Spencer, senior vice president, had spent time of discussion as for the withdrawal plan, however, all of such were fruitless. In the end, he squandered a chance to do.

副社長のスペンサー氏は、実の無い撤退計画の討議 (小田原評定) ばかりで、結局、機を逃してしまった。(お金と時間を浪費した上に、撤退に失敗してしまった)

大きな組織に在りがちなシチュエーションですね。会議が多く、時間も長いのに、何も決まらない。そして、時間切れで、失敗してしまう。そんなニュアンスが含まれています。

小田原評定

もともとは、戦国大名、北条家(小田原)の合議制の政治体制のことです。秀吉の小田原攻めの際、野戦派 vs 籠城派の重臣たちが毎日延々と会議に明け暮れ、結局、まともな戦もせずに、名家である北条家は滅亡してしまいました。その後、決着のつかない会議のことを小田原評定と言うようになりました。

ちなみに、米国で vice president というと、日本の会社の部長(部門の長)くらいの人です。

日本でいう副社長(企業経営者の一員、いわゆる重役)は senior vice president になります。

なんだか、ややこしいですね。

よかったら、他の慣用表現の記事もみてくださいね (^^♪

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